海で安全に楽しく過ごすために、他の人に迷惑をかけず、
より多くの人が海の楽しさを満喫できるように、マナーとルールをきちんと守ろう。
自然の風景を見たり、楽しく過ごすために海に来ていながら、自分で自然を壊してしまうというのはとても愚かなことだ。珍しいからといってサンゴに手を触れたり、キズをつけたりしてはいけない。旅の恥はかき捨てなどという、モラルを欠いた考え方は通用しない。現地で出たゴミを持ち帰り処分することも、環境を守るという意味で非常に大切なことだ。たとえ他人が見ていなくても、必ず実行しよう。
「バディ」とは英語のbuddyで、ここでの意味は"相棒"ということになる。これはスノーケリングをする時の最少単位を二人とし、常に二人いっしょに行動して互いに安全を守る役割を果たすという方法で、「できるだけ」ではなく「必ず」実行すべきものだ。足がつったり、気分が悪くなったり、思いも寄らない状況に陥った場合にもバディがいれば安心だ。とくに子どもには、大人のバディが付いて安全確保に努めること。
アルコールが入ると、思ったような泳ぎができなくなるだけでなく、判断がにぶり、思わぬ事故を引き起こす可能性がある。体調不良での入水も同様だ。絶対にしてはいけない。
テトラポッドには、引き込まれるような流れが生じる可能性があるので、近づかないようにしよう。
●波の影響が少ない。
●足場が良い(しっかりしている)。
●フィンなどの着脱が簡単にできる。
●白波が立っていない。
※入水した場所は、目標物を定めるか目立つ色のタオルやTシャツで入水した場所がわかるようにしておこう。
海は一般の人が楽しむレジャースポットであると同時に、漁場でもある。だから漁業に関するいろいろな個人や組織・団体によって管理されている。勝手にサザエやウニなどを採ることはもちろん、出入りそのものが禁止されている区域もあるので気をつけよう。
泳ぎに自信のない人でも、スノーケリングベストさえあれば安心だ。浮力が確保されるので、沈む心配がない。もちろん上級者でもパニックに陥り、思いも寄らない状況を招かないとも限らないから、基本的にはすべての人が着用することをおすすめする。特に初級者に関してはスノーケリングベストひとつで、行動範囲が格段に広がり、安心して視界に映るものをゆっくりと楽しむこともできるようになるはず。着用方法はいたって簡単。お子様ひとりでも充分に着脱可能だが、念のためにお父さんお母さんが、最後に留め忘れがないかなどチェックしてあげて欲しい。
海に入る時は天候だけでなく、満潮干潮のいずれに向かっているのかを知っておこう。併せて大潮、小潮もチェックしよう。潮位表(潮汐表)は、気象庁や海釣りの情報サイトなどで見ることができる。